カンボジア不動産購入時に気を付けなければならないこと
海外不動産のパンフレット等を見ておりますと、頻繁に「GLOSS」「NET」といった表記を見ることができます。
「ネット(NET)」とは、「正味」とか「実質」といった意味を持つ英語です。一方「グロス(GROSS)」は、「総計」や「全体」といった意味を持つ英語です。
通常、ネットとグロスと言えば「実質利回り」や「表面利回り」のことだと思われる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、カンボジアの不動産物件における専有面積の表記の仕方について、皆様に気をつけて頂きたい事項をご説明させて頂きます。
専有面積であるかのようにグロス面積を記載しているケース
ネット上やSNS等に記載されている物件の詳細なスペックにおいて、記載されている面積表記が「グロス表記+ネット表記」または「グロス表記のみ」という形で記載されております。
「グロス面積」とは、専有部分のみならず、廊下や階段、その他共用部分の面積を、各ユニット別に割り振ったものとなっております。
よって、ネット面積よりグロス面積のほうが、かなり大きくなります。
過去に、グロス面積だけを見て投資判断した人が、物件購入後に現地視察すると、あまりに部屋が狭くて驚いた、という笑うに笑えない話があります。
ベランダ、バルコニーは専有面積に含まれる
通常、日本でマンションを購入する際に、お部屋探しの目安として専有面積を確認されるかと存じます。
専有部分とは「自分専用で自由に使える部分」を指します。これに対して、廊下や階段、自転車置き場、ゴミ置き場などは共用部分となります。
専有面積とはこの専有部分の床面積を計算したものです。
しかしながら、カンボジアではこの専有面積にベランダやバルコニーが含まれて記載されているケースが多いので、注意が必要です。
この「専有面積+ベランダ」の面積はネット面積と呼ばれております。
物件価格の目安「平米単価」における数字のマジック
「平米単価」を算出するに当たり、本来ネット面積を使用して平米単価を提示するのが当然ですが、わざと平米単価を安く見せるために、グロス面積を使用した平米単価を記載しているデベロッパーや販売業者が存在しますので、カタログスペックをご覧の際は、必ずグロスかネットかをご確認ください。
当社にて取り扱っております物件について、お客様にご紹介差し上げる際は、可能な限りネット面積での記載を行い、どうしてもグロス面積しか分からないようなケースでは、その旨を注釈に記載させて頂いておりますのでご安心ください。
物件価格の目安「平米単価」における数字のマジック
「平米単価」を算出するに当たり、本来ネット面積を使用して平米単価を提示するのが当然ですが、わざと平米単価を安く見せるために、グロス面積を使用した平米単価を記載しているデベロッパーや販売業者が存在しますので、カタログスペックをご覧の際は、必ずグロスかネットかをご確認ください。
当社にて取り扱っております物件について、お客様にご紹介差し上げる際は、可能な限りネット面積での記載を行い、どうしてもグロス面積しか分からないようなケースでは、その旨を注釈に記載させて頂いておりますのでご安心ください。